内科疾患全般、整形外科疾患全般、各種外傷全般を診療しています。
明海クリニックは院長の経歴を生かし、呼吸器疾患に重点を置いています。
昔から「かぜは万病のもと」と言います。意味深長な「言い伝え」だと思います。
長引く「かぜ」だと思っていたら肺炎や結核、COPDなどの呼吸器疾患だった、ということは比較的よく見受けられます。
なかには肝炎だった、腎盂腎炎だった、心筋炎だったという場合さえもあるようです。
重大疾患の最初の症状が「かぜ」の症状に似ている場合がある、と「言い伝え」を解釈して日々の診療に当たっております。
「長引くかぜ」と感じたら、受診されることをお勧めします。
高血圧治療の第一歩は減塩と運動療法です。
患者さんご自身で毎日血圧を測定して頂き、受診時に記録をご持参頂いたうえで必要に応じて内服薬の調整をさせて頂きます。
高血圧は心筋梗塞や脳梗塞など動脈硬化に伴う重大疾患の危険因子であり、喫煙が増悪因子であることが指摘されています。
当院では内服薬を補助的に使用する禁煙指導も行っております。
糖尿病や高脂血症を有する方では、より厳格な血圧管理を心掛けております。
血圧計は当院でご購入頂けます。
糖尿病は、採血検査や自覚症状(口渇感や体重減少など)によって診断します。
栄養管理と運動療法が糖尿病治療の基本ですが、経過に応じて内服薬や自己注射薬を追加することになります。
月1回程度の採血で治療効果を判定し、内服薬の調整をさせて頂きます。
糖尿病は心筋梗塞や脳梗塞をはじめ、失明を来す糖尿病性網膜症や透析導入が必要となる糖尿病性腎症などの重大疾患を合併することがあります。
当院では必要に応じて専門医と連携し適切な管理を心掛けております。
脂質異常症、特に高LDL(悪玉コレステロール)血症は、動脈硬化が引き起こす血管障害との関係が非常に深いことが知られています。
LDL値が高いまま放置しておくことは、心筋梗塞などの重大なリスクとなります。糖尿病と同様に、栄養管理・運動・内服薬で治療します。
喫煙は肺癌との関連が有名ですが、肺以外の臓器の癌や血管障害、そして肺の病であるCOPDなど、様々な病気の原因となります。
高血圧、糖尿病、脂質異常症の方が喫煙していると、リスクは更に高くなります。当院の禁煙外来では、内服薬を用いて禁煙のお手伝いをしています。
COPD(慢性閉塞性肺疾患) = タバコ病
労作時に息苦しくなる、咳が続く、などの症状を自覚する時点で、既にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が進行している可能性があります。
タバコを吸っていらっしゃる方で、これらの症状のある方は受診されることをお勧めします。
簡単な肺機能検査で診断することができます。
禁煙した上で、内服薬と吸入剤を使用することで呼吸が楽になり咳が止まります。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は心臓疾患、消化器疾患、糖尿病、骨粗鬆症など、さまざまな慢性疾患に悪影響があります。
肺機能検査は、様々な呼吸器疾患(喘息・COPD等)の診断を目的としています。
また、治療薬の効果判定を目的に検査することもあります。
当院 明海クリニックでは、ご来院の皆様の肺機能状態をより詳しく知るために肺機能検査に力を入れており検査を行っています。
肺機能検査は、上記写真の「肺機能検査機器スパイロメトリー」を使用し、簡単に行えます。
禁煙の意思をサポートする内服薬も健康保険で処方可能です。
自身のこれからのため、家族のために禁煙を考えだしたのなら、今がそのタイミングです。
お気軽にご相談ください。
御高齢の方にみられる腰痛や膝関節痛の原因として変形性関節症があります。
多くの方がお悩みのこれらの痛みは、適切な運動療法、鎮痛剤の内服薬・外用薬、ヒアルロン酸などの関節内注入、トリガーポイント注射で改善が期待できます。
殆どの場合、これらの治療法で痛みは改善しますが、必要に応じて、専門医へ紹介しております。
外傷性頸部症候群とは、交通事故などによる、いわゆる「むち打ち症」のことです。
むち打ちに伴う痛みは、数か月間持続することが多いようです。さらに、数年間続く痛みもありますが、適切な治療を継続することで改善させることができます。
また、各種診断書の発行も可能です。むち打ちでお悩みの方は、是非、ご相談ください。
外傷治療の常識も、他の領域と同様、日進月歩です。
たとえば創部の消毒は不要というより、むしろ有害な場合もあります。創部を毎日消毒し、ガーゼを交換するという古い治療法は否定されつつあります。
「キズは乾かした方が良い」は誤った都市伝説です。創部の乾燥は、治癒の妨げにしかなりません。適切な貼布剤を持続的に使用することで、傷は治癒します。
また、創部感染(いわゆる「バイ菌の入った状態」)は創傷治癒の大敵ですが、汚染創(犬に噛まれた傷や、土で汚染された傷)の場合には、デブリドマン(汚染創の切除)を施行し、抗生剤点滴投与も積極的に行い、早期治癒を目指しております。
長年外科に従事してきた自信に奢ることなく、患者さんに極力苦痛を与えず早期に治癒する最新の治療方法の導入に日々努力しております。